太陽の国で感じた人々の温かさ

Sayo | Argentina |2017.04

旅の動機

ウユニ塩湖に行くことが憧れだったので、南米へ。でも、せっかく行くなら、周りの他の国も旅してみたいという旅人気質で行くことにしました。

Episode.1

名前も知らない大好きな街

P:南米のひとり旅はアジアなどに比べると少し勇気が必要ですよね。

Sayo:はい、私はウユニ塩湖をどうしても見てみたくて、そのついでに周辺の国も回ることに決めました。

P:何か大変なことはありましたか。

Sayo:言葉の壁が大きかったです。アルゼンチンに行った時、ほとんど英語が通じなくて、でも私はスペイン語が全くわからないので、なかなかうまくコミュニケーションが取れませんでした。さらに私の持っていたガイドブックは情報がすごく古くて・・・。

P:観光客なんかも少ない小さな街に行くと英語が全く通じないこと結構ありますよね。

Sayo:ある小さなバスターミナルで次の街に行くためのチケットを買いたかったのですが、一人のおじいちゃんがずっと何かを私に訴えようとしてきて、でもちっとも何を言っているのか分からなくて本当にどうしたら良いのか分からなくなりました。たまたま、英語が話せる女の子がいて、通訳をしてくれたのですが、どうやらおじいちゃんは言葉ができない私を心配して一生懸命にバスの乗り方を教えてくれていたらしいのです。

P:どうにかして伝えようとしてくれていたんですね。

Sayo:異国で困っている、ましてやスペイン語を少しも話すことのできない私を見て見ぬ振りすることだってできたのに、そこまで気にかけてくれたこと知ったときはとても嬉しかったです。

P:その通訳してくれた女の子にも感謝ですね!

Sayo:彼女もチケットを買う列に並んでいたのに、自分のことは後回しで助けてくれたんです。行く前は治安が悪いとか、行ってからも言葉の壁を感じて少し落ち込んでいたのですが、助けてくれた人たちのおかげで、忘れられない旅になりました。結局、その街には1泊することになったのですが、名前も知らないその小さな街が大好きになりました。全く知らなかった場所が、現地の人との出会いによって思い出の場所になるっていう経験は旅の醍醐味だと思います。

Episode.2

係員さんの裏技

P:アルゼンチンでは色々な人に助けられたんですね!

Sayo:どの国でも困った時は必ず誰か助けてくれますよね!アルゼンチンではある観光名所に行ったのですが、ハイパーインフレの影響でチケット代がとんでもなく高騰していて所持金では足りないという事件が起こりました。両替所も見当たらないし、USドルも日本のクレジットカードも使えず、どうしたらいいかわかりませんでした。すごく見たかった場所で、すぐそこにあるのに見ずに帰るのかとうなだれていたのですが、そんな私の様子を見ていた係員のお兄さんがなんと両替の裏技を教えてくれました。

P:裏技?教えてください!笑

Sayo:近くにあったお店の中に一軒だけUSドルを使える売店があり、そこでなんでもいいから買って、お釣りを全部アルゼンチンペソで貰えばいいとのことでした。レートはあまり良くないとのことだったんですが、ここまできて見れないよりは100倍マシだと思って早速裏技を試し、無事にチケットを買うことができました!チケットブースの人も誰も教えてくれなかったので、話しかけてくれたお兄さんには本当に感謝しています!

Episode.3

窓から見る景色

P:南米の旅は現地の人たちのおかげでとても素敵なものになったようですね!

Sayo:大変なこともたくさんあった南米の旅でしたけど、その度必ず誰かが助けてくれて、本当に毎日がドキドキわくわくの旅でした!でも、そんな旅は私の感情を豊かにしてくれて、観光地でもなんでもない場所や、例えば長距離バスの窓からふと見た外の景色がとても綺麗で感動的に感じていました。それも全て私に関わってくれた現地の人たちのおかげです。

P:人との出会いは本当に旅の醍醐味ですよね!

Sayo:少し長い期間の旅をしていると、いつもは日本への帰国が楽しみになるのですが、南米の旅では初めて帰りたくないって思いました。現地の人たちに南米の虜にされてしまいました笑。

P:言葉が通じなくても感じれるその土地の魅力に虜にされたんですね!笑

Sayo:旅先での移動は過酷なこともありますけど、それ以上に見ず知らずの方達と語り合ったり、親切でフレンドリーな人に出会えることで、旅の移動も私にとっては、貴重な思い出となりました。

旅人

Sayo

日本語教師で、現地の人との交流が大好きなバックパッカー。長距離バスでの陸路移動がメインです。全世界の負の世界遺産を見て回るのが目標です。

私にとって旅とは

“素敵な出会いに満ち溢れたもの”

旅中は、体力的にも精神的にも、本当にしんどいことも多いけど、そんなことを吹き飛ばしちゃうくらい素敵な出会いがたくさんあって、日本にいるだけだったら、絶対に出会えなかった楽しい人達が世界にはたくさんいます。現地の人達はもちろん、海外で出会う日本人も変わった職業をしていたり、自分の親くらいかはたまたもっと上の世代の先輩が一人旅をしていたりと、これまた日本では絶対に出会ってないだろうし、話すこともなかっただろうなって思う出会いで、人生のお手本にしたいくらい素敵な人達ばかりなのです。そんな人達と過ごした思い出は、自分の人生を彩ってくれるし、世界中に「また会いたいなぁ」とか「元気でいて欲しいな」とか思える人達が増えて行くのが幸せだし、日本の日常の中でまた辛い事やうまくいかない事とかがあっても、出会った人達の笑顔を思い出したり、世界は広くて、色んな人がいて、色んな考え方があるって事を知っているだけで、なんだかまた頑張れる気がします。良い事も悪い事も、現地に行かなくては知らなかったって事が多いし、旅からは、受け取れることがたくさんあるからです。旅の中で出会った旅友が言っていたのですが、「旅は、辛い事も全部プラスになって返ってくるよ」って、本当にその通りだなと思います。一生、旅人でいたいなぁと思います。